事業紹介
里親の支援活動
子どもたちに温かい家庭を
里親になりませんか
児童は、家族の中で愛情をもって育てられ、健全な発達をして自立していきますが、事情によって親や家族と暮らせないことが生じます。このような場合、児童は児童相談所の決定により、児童養護施設や乳児院に措置として預けられます。しかし、諸外国では里親委託がほとんどで、わが国のような施設措置はほとんど行われていません。
地域社会における里親さんに対する偏見や行政の支援が十分に行われていませんでしたので、里親さんの活動を支援するために、本会会員の皆様と相談をして本会を立ち上げ、里親さんからの相談や里親委託についての広報活動等を行ってきました。
里親委託
日本財団様や日本ソーシャルワーカー協会などの提言、厚生労働省は国連から求められている児童の権利擁護の観点から、今後社会的養護の中心を家族に近い形態の里親委託に方針転換することを発表しました。
里親委託を進めていくには、地域福祉の主体である住民の皆様からのご支援やご理解が不可欠ですし、教育や福祉・医療・民生児童委員活動等に取り組まれている方々のご協力をお願い致します。
広報活動
これから里親になろうと考えておられる方や里親さん・一般の方に、里親委託制度の紹介や里親活動に関する情報提供を行います。また、虐待防止方法や児童の養育方法についての情報提供もあわせて行っています。
里親制度を広報することにより、福祉制度等を紹介して、育児に悩まれているお父さん・お母さんからの虐待行為をなくすことができればと思います。親子関係などによる悩み事が原因の心中事件や養育放棄による死、養育負担からの街頭への放置、自殺などは悲惨で、なんの解決にもなりません。私たちは子どもの権利を守り、相談者からの不安を取り除くために寄り添って相談に乗り、里親活動をしていただけるように支援をしていきます。
子どもにとっては、親と暮らせることが一番の幸せであり、親権の判断は子どもの意見を尊重して、慎重に行われるべきと思っています。私たちの活動は、定款に示したように反社会的勢力との関係は持たず、特定の政治活動や宗教活動に利用することは、一切ありません。その基準は日本ソーシャルワーカー協会の倫理規定を順守します。